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目の基礎知識 Dr.Tの目の話

「飛蚊症(ひぶんしょう)」とは?


目の前に蚊のようなものが見える状態を「飛蚊症」といいます。

目の構造はカメラに似ていると言われています。カメラはレンズとフィルムの間に空気がありますが、目では空気ではなく硝子体といわれるゼラチン状の物質があります。この硝子体は透明で、眼球の5分の4を占めています。

ここに混濁(混じってにごること)が起こるとフィルムに相当する網膜に影を落とすので、黒く見えます。この混濁物が動くと影も動くので、その影の動きがちょうど蚊が飛んでいるように見えることから、飛蚊症と呼ばれています。

硝子体はゼラチン状ですが、生体ですから繊維と細胞から成り立っています。このため、場合によっては自分の細胞や繊維が飛蚊症として見えることがあります。これは生理的飛蚊症とよばれるもので、心配な症状ではなく、気にしないことが大切です。

しかし、飛蚊症の中には硝子体に混濁が起こり失明に結びつく病気(網膜剥離、ぶどう膜炎、硝子体出血など)もありますので、飛蚊症が起こったときには、眼科医を受診して眼底を詳しく見てもらうことが必要です。


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